以下のようにピリオドを区切り、各項目を習得してもらいます。覚えることは多いかと思いますが、なるべく早く獣医師としての基礎を構築し、診療を行ってもらうことが目標です。

入社後〜3ヶ月

基本
項目
犬の保定、猫の保定、爪切り、耳掃除、肛門囊絞り、採血(犬:サフェナ、猫:内側股動脈)、診断学における基本的な考え方
検査
項目
血液細胞検査(CBC)、血液化学検査、X線撮影(胸部、腹部)、眼科検査、皮膚検査、便検査、尿検査
診療
項目
電子カルテの使用方法、混合ワクチン、狂犬病ワクチン、フィラリア予防

4〜6ヶ月

基本
項目
手術準備、手術助手、去勢手術執刀、留置針設置、頸静脈からの採血、体表腫瘤、皮内腫瘤の細胞診
検査
項目
血液塗抹標本作成、白血球百分比、RPI、PLT数算出、貯留液検査、採尿(導尿、穿刺)、X線撮影(胸部腹部以外)、X線読影(胸部、腹部)、腹部エコー検査
診療
項目
眼科、皮膚科、泌尿器科の診察

7〜12ヶ月

基本
項目
胸水、腹水の抜去、腹腔内臓器/腫瘤の細胞診、避妊手術執刀、入院動物の管理
検査
項目
細胞診診断、X線読影(全て)、心臓エコー検査(犬の僧帽弁閉鎖不全症)
診療
項目
緊急疾患以外のほぼ全ての診療

2年目〜

基本
項目
簡単な軟部外科(脾臓摘出、膀胱切開、腸切開、体表腫瘤摘出など)、エマージェンシー対応
検査
項目
心臓エコー検査(猫の心筋症、その他心疾患)
診療
項目
あらゆる症例に対応